値切るは恥だが都民助かる

 森喜朗の野郎…(怒りの握り拳)
 マスコミもなんだい、まるで小池百合子氏がワンマンでかき回してるみたいな報じ方して。小池百合子氏は東京都知事選挙
“五輪(東京オリンピックパラリンピック)関連予算・運営の適正化”
と公約に掲げて291万票で当選したのを忘れたのか。
 (ちなみに2位で自民・公明推薦の増田寛也氏は179万票で、東京五輪についての公約は
“・ラグビーワールドカップ2019と一体となった機運醸成
 ・13万人以上のボランティアなど全国民参加型大会の開催”
で、予算に関する言及なし)

 明らかに、平均的な都民よりも裕福な暮らしをしている人々(森や川淵や元アスリートや協会の役員や五輪運営側スタンスのコメンテーター)が、多くの都民が買い物を我慢しつつ払っている税金をアテにして「もっと豪華な施設を作って〜」とおねだりしているのを見ると本当に幻滅する。オリンピックってこんなに人の醜い欲がむき出しになるものなのね…。そんなに豪華な施設が欲しければ、沢山稼いでいる自分達の給料から出せばいいじゃない。


 本題。 
 TBSのドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』が凄い事になってますね。私も見ているし、確かにテンポよくて面白いし、台詞もいい(特にイケメン役の人がサラっと口にする台詞が)し、パロディの場面が多くて作るの大変だろうなとか思うけど、過去の、話も面白いし役者の演技力もあるのに視聴率を取れなかったドラマと比べて、こんなに視聴率を取るほどなのか?と困惑中であります。(誰目線なんだ)

 いや、この『逃げ恥』が悪いとは決して言っていません。でも、いいドラマでも視聴率低く、それゆえ「いいドラマ」として世の中に認識されずに消えて行った数々の名作を思うと複雑なのです。視聴率を取るって難しいんだなー、とつくづく。もちろん、人は見たいドラマを見る権利や自由があるので、繰り返しますがこのドラマが悪いとか文句を言いたいのではありません。ただ今後、このドラマの成功をモデルケースにして、同じようなノリのドラマが多発するのでは…と危惧しています。(津川雅彦目線)

 新垣結衣さんは確かに物凄く可愛いけど、演技はうまくないよなぁ。押し付けがましく無い存在感だったり、「いってらっしゃい」とか、顔(表情)がメインのシーンだと凄くいいけど、台詞に意味を持たせたシーンでは途端に退屈になる。でもそれでいいんだな、今の時代は。犬猫動画的可愛さ。星野源さんは初めて見た時は「ヤバイ人が現れた…」(変態に違いない、と思っていたので)と思っていたけれど、それは大きな間違いで、台詞の間とか表情とか素晴らしいですね。このドラマでも胸を掴まれるような感情揺さぶられる場面が沢山ありました。