天狗とタヌキの化かし合い(馬鹿試合)

 テレビは酷いな。安倍VS小池って。同じ仲間じゃん。知っててやってるなら悪どいし、知らないならもっと問題。報じる資格なし。どっちにしろダメ。

 それはそれとして、小池百合子氏が動いたのは民進潰しでなく共産潰しですな。風しだいではそれに乗じて小池百合子氏が総理の座を狙いに来る可能性はあるが、リベラルの票を割れた時点で(民進と共産の野党連合を潰せた時点で)小池百合子氏の課せられた役割は達成している。

 その流れとは別にして、民進党の貯蓄を欲しかった小沢一郎氏の目的も達成させられようとしている。湾岸戦争の時もそうだが、あの人はドサクサ紛れにお金を手に入れるのがうまいよ。うまい、と言っても褒めてはいないが。

 散々な目に遭っている民進党衆議院議員達だが、私は逢坂さんっていいよなーと思っていたのだが、逢坂さんは希望の党には入党しないと言っているようなので嬉しくなった。しかし私は選挙区が違うので逢坂さんには投票できないのだが。無念。

 他の民進党の議員も、マスコミにマイクを向けらたら「希望の党の顔ぶれを見ましたか?あれじゃあ自民党と変わらないじゃないですか。協力なんてありえませんよ。自分の信条は曲げられないし、応援してくれた人は裏切れません。」ぐらい言って欲しいです。「一応申請してみて回答待ちです。」なんて、情けないですよ。度々言及しますが党首は朝鮮民族虐殺の事実を改竄しようとしている人間ですよ。色々な生活環境があるので、思いとして「◯◯の国の人って苦手」と思うのは仕方がない。(日本人同士でも血液型や出身地で毛嫌いしてしまう事があるように)しかし、それを政治家が態度に現してはいけないし(ましてや公の式典に影響を与える形で)、いくら嫌いでも、過去に被害を与えた事実を無かった事にしてはいけない。それとこれは全く別。むしろ、自分がその民族より優れていると思うなら、それを立派な態度で証明して見せなければ。何を今更歴史家に丸投げして追悼文を拒否しているんだか・・・。

 別の視点に移りますが、自民党や、マスコミの中でも自民党に勝って欲しいと思ってそうな人達はあざといなーと思うのが、露骨に小池百合子氏に出馬を促している事。「小池百合子が国政に出ないのはおかしい」とか「風を吹かすには小池氏の出馬は必須」とか、さらには「小池氏にとって総理を狙える最初で最後のチャンス」とまでいう評論家・ジャーナリストまでいる。小池氏は独自のPR会社に調査を依頼しているだろうから、こんなマスコミ評に流されて出馬を決意する事はないと思うが、このマスコミ評に流された世論が小池支持に回った結果が世論調査に反映され、「都知事を辞めて国政に再登板してもいいと思う」という声が多数になった場合は小池氏も「今だ」と出馬を決意するかも知れない。しかし、その決断をした途端に「都知事の職を途中で投げ出した!」とバッシング報道を開始し、再び世論誘導するのではないかと。

 私は、ハリボテのくせに傲慢になりすぎた安倍政権を倒すチャンスはこの選挙だなとは思うが、小池氏が総理になれるチャンスはこの選挙だけではないと思う。都知事の任期を勤め上げてからでも遅くないし、その方が自分への支持が盤石な状態になると思う。しかし、小池氏は総理への本気度が増しているようで、チンピラまがいの某府知事にまで協力を得始めている。橋下徹がいなければ府知事にはなれていなかったあんなチンピラに貸しを作ったら後が大変なのに、正気の沙汰ではないね。