いい加減なのはポーズだけではなかった東京MX

 完パケ」見ず放送...「ニュース女子」にBPOが指摘した6つの問題(ハフィントンポストより)
http://www.huffingtonpost.jp/2017/12/14/bpo-mx_a_23306835/?utm_hp_ref=jp-homepage

 いやー、この番組を制作したDHCが酷いのはもちろんの事、東京MXも相当いい加減だなぁ。いくら大スポンサーが制作した番組とはいえ、自分の局で放送する番組を事前にチェックしないだなんて。MXの事は勝手に贔屓にしているけれど、それは一生懸命番組を作っているのが伝わるからで、上層部がこんな手抜きをしたせいでMXという局全体の問題に飛び火しちゃって現場のスタッフが気の毒だ。(DHCシアターの方は言うまでもなく自業自得)

MXの考査について、BPOは以下の6点に問題があると指摘した。
1. 抗議活動を行う側に対する取材の欠如を問題としなかった
2. 「救急車を止めた」との放送内容の裏付けを確認しなかった
3. 「日当」という表現の裏付けを確認しなかった
4. 「基地の外の」とのスーパー(「キチガイ」という言葉を連想させる処理)を放置した
5. 侮蔑的表現のチェックを怠った
6. 完パケでの考査を行わなかった

私はこの番組は見ていない(MXで放送していたので最初の回は見たが、VTRの作り方やコメンテーター達の発言が幼稚、かつ意地悪すぎてドン引きしたために早々と見るのをやめました)ので内容についての感想は言えませんが、この放送までの一連の流れがいい加減すぎる。それから、

また、これとは別に、沖縄の基地反対運動に関わる人を「テロリスト」「犯罪者」「無法地帯」などと表現し「"辛淑玉"とは何者?」「反対運動を扇動する黒幕の正体は?」「韓国人はなぜ反対運動に参加する?」などのテロップを流した。

こうした個人への言及に対して、「のりこえねっと」共同代表を務める辛淑玉さんは「テロ行為、犯罪行為の『黒幕』であるとの誤った情報を視聴者に故意に提示した」として、BPOの放送人権委員会に人権侵害を申し立てている。

の中の
「韓国人はなぜ反対運動に参加する?」
という点については、逆になぜ韓国人という点をことさら大きく取り上げるの?と疑問。「外国人」と言うのならわかるが、「韓国人」と特定しているのが。ちなみに、反対運動に参加している「外国人」は韓国の人だけではないです。アメリカの人もいます。元米軍の人。そっちに関しては「なぜ参加する?」と思わなかったんでしょうかね。まぁ番組を見ていないのでわかりませんが。(今後も見るつもりはない)