無関心が生んだ現状

 厚生労働省に続き財務省と、またしても省庁(官僚)に罪をなすりつける安倍政権。なんて卑怯な。そもそも安倍議員は、国会の質疑において森友・加計の事案で官僚等が野党議員の質問攻めにあっているのを横で聞いていて「全ては私と私の妻のせいで、申し訳ない……。」とか思わないのだろうか?途中でバーン!と立ち上がって「もうやめてくれ!全部悪いのは私なんだ!」と叫ぶくらいの事をしてもいいくらいだ。余計な問題を自ら巻き起こしているのだから。


↑これは先週書いて途中で止まっていたもの。近畿財務局の職員が自ら命を絶つという起きてはならない事が起きてしまった。縁起でもないから日記には書かなかったけれど、官僚の答弁する姿を見ながら自殺や過労死などが起きなければいいなと心配していたので本当に悔やまれる。結局犠牲になるのは優しい人や、まともな思考回路を持った人なんだ。本当の加害者がもっと早く名乗り出ていれば防げる事ができたのはないか。

 野党の質問に野次を飛ばしていた自民党議員もどういう神経をしているのだろう?“働き方改革”の偽装データ提出の時も感じたのだが、これだけのおかしな事が起きているのに安倍政権に対して批判の声を上げないどころか間違いを指摘する野党に対して野次を飛ばせる無知と無神経さが理解できない。これが野党ではなく与党側の国会議員という日本の現状の恐ろしさ。翻(ひるがえ)ってこういう議員達を国会に送り込んでしまった国民の無責任と無関心。

 今の国会は与党が圧倒的な議席数を持っているから野党が出席拒否したところで審議は止まらず国会は開くし(審議したという事で日数はカウントされてしまう)、2018年度の予算案は衆院を通過してしまったので、政権支持率が1桁とか劇的に下がらない限りは、例え国会で怒号が飛び交っても国会前で大規模なデモが起きようともこのまま安倍総理続行で、もしかしたら麻生氏も続行で突き進むんじゃないでしょうか。一時的に支持率が下がっても次の選挙は来年だし、直近では安倍政権の頼みの北朝鮮問題が控えていて、テレビメディアもそちらを大きく報じるうちに再び国民はこの問題を忘れていく。少なくとも安倍政権は現段階ではそういう風に見ているでしょう。これは国民にとって最大級の屈辱(国民を舐めきっている)なんだけど、それに気がつかない人は再び文春砲などに踊らされるんでしょうね。