燃え過ぎ注意

 大坂なおみさんや、総裁選の安倍陣営の「カツカレー食い逃げ犯人探し」の報道を見ていたらカツカレーが食べたくなった。トンの部分というよりも、カツの揚げパン粉とカレールーが口の中で出会った時の、想像を上回る味わい・・・。今なら私もカツカレーで買収されるかも知れないよ。


 本題。
 『新潮45』が休刊になった。本気で社会に問題提起をするためだったり、本当に自分の主張が正しいと思うなら逃げずに言論で戦えばいいのに。しょせんは売名行為。でも新潮社という看板を考えればこのまま火に薪を焼べ続けるわけにもいかないので彼等にとっては最善策だったなと思うが、こんな事態になるまで放置しておいた新潮社とか出版業界の空気が気になる。結局、一般市民が騒いだだけじゃ出版社はこの炎上もキャンプファイヤーの如く遠巻きにニヤニヤと見ていられたけれど、大作家先生達に原稿をボイコットされかけて初めて火の粉が自らに降り掛かっている事に気がつき、慌てて対策を打ったと言う印象でしかない。

 それにしても、『新潮45』が今回の企画(第2弾)に踏み切ったのは、安倍氏や二階氏、そして自民党が最初の女性議員の投稿を強く批判し処分しなかった事と無関係ではない気がする(現政権がやらせたというのではなく、編集長や出版社が現政権の顔色を見た)。

 「本当にLGBTが憎いから世間や政権が反対してもこの主張を発表させてくれい!」という強い意思があってあの雑誌を発行したのではないように見える。ただ反安倍側の人が怒るような事をやりたいというか。怒ってくる事がむしろエネルギーになるというか。新潮社は煮え湯を飲んだが、執筆者達は反省しているどころかむしろエネルギーを蓄えてケロっとしているでしょう。