お笑いを楽しめる良い時代

 沢田研二さんのファンは立派だった。前回の日記で迂闊な事を書いてしまいすみませんでした。ジュリーは幸せ者だね。


 本題。
 NHKのドラマ『昭和元禄落語心中』を見た。第2話が凄く面白かった。警官から喚くように落語の中止を命令されても「ああ、やかましい」という感じで淡々と引きあげていく喬太郎師匠がいいやね。

 まだ見ていない人にはネタバレになってしまうが、岡田将生さん演じる菊比古(後の八雲)が橋の上から品川心中の一節を語るシーンが良かった。自分の得意の廓噺が戦争のせいで自主規制させられていた品川心中。そのシーンに辿り着くまでに、菊比古はプライドをずたずたにされる場面が続いていたから、戦争が終わって好きに落語ができる自由と開放感が凄く伝わって来た。

 それにしても、岡田将生さんって声の幅が広い人なんですね。